商店会のイベントで楽しむ子ども達の写真を見てもらえましたが、初めっからこんなに大きな企画は難しいでしょう。

そうです。段々に出来上がってきたのです。今回はその辺の話をしましょうか。

きっかけは何だったのですか。

元々商店会の活動が盛んという訳ではなく、細々と季節の福引き売り出しや、会員間の親睦が主なところでした。何とか活気あふれる商店会にと思う者達もいました。「若い力だ。商店会に青年部をつくろう。」と役員達は考えました。

始まりは青年部からですか。

はい、幸いな事に当時は30代40代の働き盛りの若者が大勢いたんです。
人数がいるだけでは何も動き出さないのですが、もう一つの幸いは強力なリーダーがいたんです。

リーダーがいたから皆がまとまって協力し合ったのですね。

いえいえ、とんでもない。最初は会合を開いても誰も来ませんでした。こんなスタートでしたから大変でしたよ。出席してくれそうな人のところに出向いて誘い、来てもらえず再度誘い、ダメでも二度三度と言う具合に。

どうやって変わっていったんですか。

みんなが集まって話をするようになれば、やがて話がはずみます。アルコールでも入ればとどまるを知らず、楽しい時間でした。今考えれば何人かの仲良しのチームがあったんですね。そしてそれらのリーダーとチーム達が何かやろうということになっていったんです。

話を聞いているとエネルギー感じますね。始めての取り組みはなんでしたか。

最初の企画は盆踊りでした。何せすべて初めての経験で、次から次へと問題発生でした。ですが大勢参加していれば、それぞれ得意な事があり何とか切り抜けて行けました。

盆踊りは成功したんですよね。嬉しかったでしょう。

そうです。商店会の多くの会員、青年部員が参加し、婦人部の協力ももらい、回りの人達の力をもらえるとこんな大きな力になるんだと達成感と共に思ったものです。

成功すると次につながりますね。

そう、当然次はどうするという話になってきます。自然と盛り上がってきますよね。

学園祭みたいで楽しそう。

しかし私たちは商店主たちです。夜遅くまで続く会合が連日になると当然商売や家族に迷惑がかかってしまう事になります。それもまた当時の苦い経験として残っているのです。

すごい成功の裏にほろ苦い思い出もあったってことですね。


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